ヒトデのお話

フリースクールの仕事をしていると「結局自己満足じゃない?それで社会は変わらないよ。」と言われることがあります。

でも、私は意味のある働きをしていると確信しております。

そんな私の思いを上手く語っている例え話があるので、載せたいと思います。

 

ある家族が、その砂浜に1日前に着きました。

そして、その夜、恐ろしい嵐がやってきました。

波は、高く、そして、海は荒れていました。

翌朝、何百、何千という夥しい数のヒトデが砂浜に打ち上げられていました。

朝早く、小さな少年が、砂浜にやってきました。

少年は、あたりを見回し、しゃがみ込むと、ヒトデを拾い、

それを海にポーンと投げ返しました。

少年は、2,3歩 歩くと、ヒトデを拾い上げ、

そして、また海にポーンと投げ返しました。

一人の老人が、この小さな少年をしばらくじっと見ていました。

老人は、彼の肩を叩き、そして、言いました。

「坊や、どうしてこんなことをしているんだ。ヒトデは、何百何千もあるんだよ。

坊やは、ヒトデを全て投げ返すことなんて決してできっこないんだよ。

どうして、わざわざこんなことをする必要があるのだい?」

その小さな少年はしばらく口をつぐんでいましたが、

再び、少年は、あたりを見回し、しゃがみ込むと、ヒトデを拾い、

それを海にポーンと投げ返しました。

少年は、2,3歩 歩くと、ヒトデを拾い上げ、

そして、また海にポーンと投げ返しました。

そして、また、ヒトデを拾い上げ、海にポーンと投げ返しました。

その老人は、しばらく少年をじっと見ていました。

老人は、たまりかねたように少年の肩を叩き、そして、こう言いました。

「こんなこと絶望的じゃないか。なぜ、坊やは、こんなことをし続けるんだい?

この世界にいったいどんな違いが起こるというのだい?」

小さな少年はまた別のヒトデを拾い上げ、

そして海にポーンと投げ返しました。

小さな少年は、ヒトデを拾い上げ、ヒトデをじっと見て、

そして、海にポーンと投げ返しました。

少年は老人を見ると、微笑み、そして、こうつぶやきました。

「僕たちにとって違いがなくても、きっとあのヒトデにとっては大きな違いがあるんだ。」

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