不登校支援の鉄則

今日は不登校の子どもの支援において、大切なことを3つ紹介したいと思います。

1つ目は「見通しを持たせること」です。不登校の子は心が不安定でストレスフルな状態になっていることが多いです。それなのに、子どもに相談もなく、外に連れ出そうとする、外部の人に来てもらうなどしてしまうと、子どものストレスがさらに増え、さらに心を閉ざすことになってしまいます。何をするにしても、先に子どもに相談、事前に伝えるなどをして、子どもが見通しを持てる状態を作ってあげてください。

2つ目は「スモールステップで課題を与えること」です。不登校はたいていの場合、いくつかの要因があわさって不登校という状況になっています。「学校に行く」というのは最後のハードルなので、例えば「早寝早起きを徹底する」「両親と本音の話し合いをする」「フリースクールや保健室などに定期的に通えるようにする」などできることからやっていくことが大切です。

3つ目は「本人に選択させること」です。これが従来の日本文化と相いれず、多くの保護者の方は受け入れるまで時間がかかることが多いです。ただ、教育の目的が「自立」だという認識を持ち、子ども自身の成長を望むなら、親は適度な距離を取り、本人が自分の足で歩んでいけるよう支援していく必要があります。

この3つは特に大切だと思うことですが、あとは個々の悩みに合わせ、臨機応変な対応を取る必要があります。特に不登校になりたての頃は初めてのことに戸惑い、色々悩むことも多いと思いますが、そんな時はお気軽に楽園へ相談に来ていただけたらと思います。

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