英検準2級1次合格!(不登校中2生徒)

私が昨年から関わっている子ですが、中1の夏頃から英語の学習を始め、1年半で英検準2級の1次試験を合格しました。

その子の特徴は

・授業を聞くのが嫌い

・字を書くのが苦手

というものがありましたが、逆に

・海外に興味があり、英語を勉強したい

・不登校歴が長く、本人も家族も現状を受け入れられている

という強みがありました。

最初の半年間はマンツーマンで勉強のやり方を教え、英検5・4級合格、学校のテストで平均点超えを達成しました。

それからは、本人の自律学習で勉強をやり続け、前回の英検で3級を合格、そして今回、準2級(1次)を合格しました。

今回のことを通して感じたことは

「不登校の期間が長い」ことは全く問題ではない。

そして何より

「本人が興味を持ったことを頑張る」時に凄まじいエネルギーが生まれるということです。

楽園では「その子にあった勉強法」や「様々なわかりやすい教材」の紹介をしております。

勉強でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

ヒトデのお話

フリースクールの仕事をしていると「結局自己満足じゃない?それで社会は変わらないよ。」と言われることがあります。

でも、私は意味のある働きをしていると確信しております。

そんな私の思いを上手く語っている例え話があるので、載せたいと思います。

 

ある家族が、その砂浜に1日前に着きました。

そして、その夜、恐ろしい嵐がやってきました。

波は、高く、そして、海は荒れていました。

翌朝、何百、何千という夥しい数のヒトデが砂浜に打ち上げられていました。

朝早く、小さな少年が、砂浜にやってきました。

少年は、あたりを見回し、しゃがみ込むと、ヒトデを拾い、

それを海にポーンと投げ返しました。

少年は、2,3歩 歩くと、ヒトデを拾い上げ、

そして、また海にポーンと投げ返しました。

一人の老人が、この小さな少年をしばらくじっと見ていました。

老人は、彼の肩を叩き、そして、言いました。

「坊や、どうしてこんなことをしているんだ。ヒトデは、何百何千もあるんだよ。

坊やは、ヒトデを全て投げ返すことなんて決してできっこないんだよ。

どうして、わざわざこんなことをする必要があるのだい?」

その小さな少年はしばらく口をつぐんでいましたが、

再び、少年は、あたりを見回し、しゃがみ込むと、ヒトデを拾い、

それを海にポーンと投げ返しました。

少年は、2,3歩 歩くと、ヒトデを拾い上げ、

そして、また海にポーンと投げ返しました。

そして、また、ヒトデを拾い上げ、海にポーンと投げ返しました。

その老人は、しばらく少年をじっと見ていました。

老人は、たまりかねたように少年の肩を叩き、そして、こう言いました。

「こんなこと絶望的じゃないか。なぜ、坊やは、こんなことをし続けるんだい?

この世界にいったいどんな違いが起こるというのだい?」

小さな少年はまた別のヒトデを拾い上げ、

そして海にポーンと投げ返しました。

小さな少年は、ヒトデを拾い上げ、ヒトデをじっと見て、

そして、海にポーンと投げ返しました。

少年は老人を見ると、微笑み、そして、こうつぶやきました。

「僕たちにとって違いがなくても、きっとあのヒトデにとっては大きな違いがあるんだ。」

不登校支援の鉄則

今日は不登校の子どもの支援において、大切なことを3つ紹介したいと思います。

1つ目は「見通しを持たせること」です。不登校の子は心が不安定でストレスフルな状態になっていることが多いです。それなのに、子どもに相談もなく、外に連れ出そうとする、外部の人に来てもらうなどしてしまうと、子どものストレスがさらに増え、さらに心を閉ざすことになってしまいます。何をするにしても、先に子どもに相談、事前に伝えるなどをして、子どもが見通しを持てる状態を作ってあげてください。

2つ目は「スモールステップで課題を与えること」です。不登校はたいていの場合、いくつかの要因があわさって不登校という状況になっています。「学校に行く」というのは最後のハードルなので、例えば「早寝早起きを徹底する」「両親と本音の話し合いをする」「フリースクールや保健室などに定期的に通えるようにする」などできることからやっていくことが大切です。

3つ目は「本人に選択させること」です。これが従来の日本文化と相いれず、多くの保護者の方は受け入れるまで時間がかかることが多いです。ただ、教育の目的が「自立」だという認識を持ち、子ども自身の成長を望むなら、親は適度な距離を取り、本人が自分の足で歩んでいけるよう支援していく必要があります。

この3つは特に大切だと思うことですが、あとは個々の悩みに合わせ、臨機応変な対応を取る必要があります。特に不登校になりたての頃は初めてのことに戸惑い、色々悩むことも多いと思いますが、そんな時はお気軽に楽園へ相談に来ていただけたらと思います。

楽園開校から半年が経って

「リビングのような落ち着いた空間で、自律的に学ぶ子ども達を育てる」というコンセプトでできた「STUDY SPACE 楽園」ですが、子ども達も少しずつ集まり、今は10名以上の子ども達が来てくれています。

開校する前からずっとイメージしていた教育像は、私が大学生の頃に訪問したオランダの「イエナプラン教育」でした。初めてオランダの学校に行った時、衝撃だったのが「授業が授業らしくないこと」です。授業中にトイレに行くのは自由、授業を聞くのも自主勉強をするのも自由、子ども同士が問題を教えるのも自由。まるで、家に友達を呼んで一緒に勉強をしているような雰囲気で授業が行われていました。

その雰囲気を塾でどう再現するか、試行錯誤しながらの半年間でしたが、子ども達から「塾に行くのが楽しみ」という声が聞こえるようになってきました。

また、楽園でどのような取り組みをしているのか、普段の様子を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。