第一回楽園キャンプ、無事に終了

5月23,24日、子ども達8人を連れて、滋賀県の高島市にキャンプに行ってきました。アスレチックでの運動、琵琶湖の水切り、テント、火起こし、BBQ、たき火、花火、肝試しなどなど、、、子ども達は体を思い切り動かし、とても楽しんでいる様子でした^^

今年は月一回のペースでキャンプに行く予定です。自然の恵みを感じられるようなキャンプにしていきます。

大阪高専合格!!

「そろそろ、進学塾としても頑張っていきたいなぁ」と思っていた2021年の夏に現れたのがM君でした。もともと、頑張り屋で学校の勉強などすべて独学で乗り越えてきたタイプの子でしたが、実力テストや模試の点数も伸ばしたいという希望で楽園に来ました。(他の個別指導塾では優秀すぎて断られたとか)

M君は、まさに完璧主義タイプで、言われた課題は確実にこなしますし、朝のランニングなど自分で決めたことをやり抜くタイプの子でした。どこまで伸びるかと楽しみでしたが、半年で英語の偏差値は10以上伸びてトップクラスに、数学も5前後伸びて、模試と過去問を解く限り、志望校の大阪府立大学工業高等専門学校に十分合格できるレベルになりました。

ただ、ここで一つ悩み事がありました。大阪高専の「特別選抜」に挑戦するかどうか、という悩みです。「小論文なんて書いたことないし、面接は無理」と最初は受けない様子でしたが、今年度から推薦の募集人数が倍に増えること、学力選抜の人数が減ること、内申点が非常によいことを考えると「絶対に挑戦した方が良い」と思い、本人・保護者の方とも相談し、受けることになりました。

対策をしていく中で「準備をしていることには完璧に答えられるが、準備をしていないことを聞かれると固まってしまう」という弱点がわかり、最後の一週間はとにかく色んな課題の小論文と、普通聞かれないようなことにパッと答える面接練習をして本番に臨みました。

今年度のテストは、小論文も面接もこれまでの傾向と随分違う内容で、M君はかなり戸惑ったそうです。「用意していた7個のうち1つのネタを無理やりねじ込みましたが、全然ダメでした」と落ち込んでいたM君でしたが、結果を見ると、、、見事、合格!!

Mくんは信じられずに、受験番号を確認した後もしばらく疑っていたようです(完璧主義の人は大変ですね笑)

私自身、模試の難問など、パッと見て答えられない問題にいくつか出会い、M君と一緒に勉強をやり直す機会が与えられたことも感謝でした。

これからも楽園に通いたいとのことで、来年度はプログラミングの勉強も一からスタートか?と思う今日この頃ですが、目の前の子ども達に必要な支援を与え続けたいと思います。M君、合格おめでとう!!

非認知能力について

これまでの学力はペーパーテストなどの「認知能力」で測られてきましたが、2010年頃のアメリカの研究で、「認知能力」では人の能力を測れていないということが明らかになってきております。「認知能力」より、その人の気質が大切であり、特に大切な7つの気質を「非認知能力」と定義しております。

つい、学校のテストの結果や目に見える物事で判断しがちですが、それよりも大切な「非認知能力」に目を向け、子育てをできたらと私自身、思っています。

以下に7つの非認知能力を書きます。(引用:成功する子 失敗する子ー何が「その後の人生」を決めるのか)

非認知能力の名前 具体的な非認知能力
やり抜く力 ものごとを最後までやり抜く力、持続力、忍耐力
自制心 自分のルールを守れる、自制心がある、勤勉、客観性
意欲 学習志向、やる気がある、集中力
社会的知性 リーダーシップ、他の人と対話、協調性
感謝の気持ち 周りの人、ものごとに感謝の気持ちを持てる
オプティミズム 楽観的、失敗しても悩まない、失敗から学べる
好奇心 物事を探究しようとする根源的な心

英検2級合格!(不登校中3生徒)

前回の投稿の続きになりますが、中2で準2級を合格した生徒が、今回の試験で見事、英検2級に合格しました。

独学で1次試験は合格したものの、2次試験で苦戦していたので、2次対策を少し行いフォローしました。

もともとの単語量や読み込んでいる量がすごかったので、2時間ほどの対策で点数が大きく伸び、余裕をもって合格することができました。

進学する高校も無事に決まり、高校でも英語を頑張りたいとのことで、引き続き応援していきたいと思います。

 

 

不登校支援の鉄則

今日は不登校の子どもの支援において、大切なことを3つ紹介したいと思います。

1つ目は「見通しを持たせること」です。不登校の子は心が不安定でストレスフルな状態になっていることが多いです。それなのに、子どもに相談もなく、外に連れ出そうとする、外部の人に来てもらうなどしてしまうと、子どものストレスがさらに増え、さらに心を閉ざすことになってしまいます。何をするにしても、先に子どもに相談、事前に伝えるなどをして、子どもが見通しを持てる状態を作ってあげてください。

2つ目は「スモールステップで課題を与えること」です。不登校はたいていの場合、いくつかの要因があわさって不登校という状況になっています。「学校に行く」というのは最後のハードルなので、例えば「早寝早起きを徹底する」「両親と本音の話し合いをする」「フリースクールや保健室などに定期的に通えるようにする」などできることからやっていくことが大切です。

3つ目は「本人に選択させること」です。これが従来の日本文化と相いれず、多くの保護者の方は受け入れるまで時間がかかることが多いです。ただ、教育の目的が「自立」だという認識を持ち、子ども自身の成長を望むなら、親は適度な距離を取り、本人が自分の足で歩んでいけるよう支援していく必要があります。

この3つは特に大切だと思うことですが、あとは個々の悩みに合わせ、臨機応変な対応を取る必要があります。特に不登校になりたての頃は初めてのことに戸惑い、色々悩むことも多いと思いますが、そんな時はお気軽に楽園へ相談に来ていただけたらと思います。